シルヴェスターの賑わい、ウィーン旧市街グラーベン

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シルヴェスターのウィーン

ウィーンは楽しさいっぱいの街です。とくに大晦日は、街中がすっかりお祝いモードになります。ガラディナーのほか、コンサートホール、オペラ座、おしゃれなバーなどで、楽しい時間を過ごすことができます。

ウィーン・シルヴェスター街道

12月31日のハイライトは、ウィーン・シルヴェスター街道です。午後2時から翌午前2時まで、シルヴェスター街道はウィーン旧市街に設けられ、訪れる人々に最高のエンターテインメントを提供してくれます。街道沿いにはプンシュやスパークリングワイン、おいしい食べ物を出すスタンドがずらりと並びます。また、ワルツ、ロック、ポップス、ディスコ、ブルース、ファンク、ソウル、DJパフォーマンスが楽しめる数々のステージで、さらに気分が盛り上がります。シルヴェスター街道は、フライウング広場からアームホフ広場、グラーベン通り、シュテファン広場、ケルントナー通りを経て、ノイアーマルクトにつながります。中でもグラーベン通りのクラシックのエリアは人気があります。ここでは午後からウィーンのダンススクールによるワルツの即席レッスンが行われ、素敵な野外舞踏会場に変わります。

シュトラウス年2025の幕が上がります

市庁舎前広場では大晦日の夜に音楽プロジェクト「カウントダウン・シュトラウス」によって公式に シュトラウス記念年2025 の始まりの鐘が鳴ります。2025年にウィーンでは目白押しのイベントによってヨハン・シュトラウスの生誕200周年が祝われます。ヨハン・シュトラウスはドナウワルツによってオーストリアの大晦日に欠かすことのできない シルヴェスターの伝統 を作り上げました。音楽的な協働プロジェクト「カウントダウン・シュトラウス」のために事前に様々な音楽を奏でる人々によって練習が行われています。市庁舎前広場のシルヴェスター街道に100名からなるスーパーバンドとして登場します。このプロジェクトはスターパーカッショニスト、マルティン・グルービンガーによって率いられています。

そして真夜中になると、シルヴェスター街道に集まった人々は「美しく青きドナウ」のメロディーとシュテファン大聖堂の有名な鐘「プンメリン」の響きに合わせてワルツを踊り、新年を迎えます。プンメリンは特別な機会にしか鳴りません。そのひとつが年越しです。大晦日のプンメリンの音は、オーストリアのラジオやテレビでも放送され、続いてヨハン・シュトラウスの有名な「美しく青きドナウ」が流れます。

市内中心部だけでなく、プラーターのRathausplatzやRiesenradplatzなど、合計8カ所で入場無料となる。花火の代わりに、ドナウ・ワルツとシンクロした豪華なレーザーショーが行われる。

ロケットや花火(カテゴリF2以上)の点火はウィーン全域で禁止されていることにご注意ください。

ウィーン国立歌劇場では毎年シルヴェスターに、ヨハン・シュトラウスのオペレッタ「こうもり」が上演され、これは既に長い伝統となっています。明くる元旦、人々は遅い朝食とともに、ウィーン・フィルのニューイヤーコンサートのTV中継を楽しみます。ニューイヤーコンサートは2024年1月1日11時15分から。楽友協会大ホールからライブで、シュテファンプラッツとプラーター広場の大観覧車に中継されます。ウィーンの幾つかのホテルでは、快適なブランチとともにライブ中継もあります。

オペラ座舞踏会で踊る参加者たち
© WienTourismus/Peter Rigaud/Couture Vivienne Westwood Vienna

素晴らしい展覧会、数えきれないコンサート、オペラ、大人気のオペレッタ、そして  『The Phantom of the Opera』、 『ロック・ミー・アマデウス』 - ファルコミュージカル などのミュージカルハイライト。今年もシルヴェスターにウィーンを訪れるお客様に昼夜問わず、多彩なプログラムが用意されています。四分の三拍子の響き、ワルツにのって踊りながら新年を迎えたい人は 市庁舎のシルヴェスター・ガラ でその夢を叶えることができます。

ウィーン・シルヴェスター街道

2024年12月31日
14時から深夜2時
飲食店は11時まで
wienersilvesterpfad.at

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