ウィーン—百花繚乱 花の海
ヒルシュシュテッテン植物園
30万本の春の花、80万本の夏の花、チューリップ・スイセン類の球根100万個。これがヒルシュシュテッテンの花壇で毎年栽培される植物の数です。こうしてウィーンでは、道端の植込みから公園の大規模な花壇まで、至るところで花々が街を飾っています。フローラリウムとも呼ばれる施設は、5月から10月まで、無料で一般公開されています。
チューリップがヨーロッパで初めて栽培されたのは、オランダではなくてウィーンだったことをご存知でしたか?
「5大陸の庭園」で多彩な花や植物をお楽しみください。インド庭園では冬にもバナナやヤシの木が夏の雰囲気を生み出しています。イボタノキの生垣をめぐらした迷路庭園を逍遥し、メキシコ庭園、日本庭園、中国庭園などで遠い国々の植物をご覧ください。パルメンハウス(大温室)は冬もオープン、エキゾチックな動植物が、熱帯のロマンチックな雰囲気を生み出しています。
お勧めアイデア:
婚礼の庭園、インド庭園、メキシコ庭園、あるいはパルメンハウスは、貸切で結婚式にもご利用いただけます。特に美しいのは、クリスマスを待つアドヴェント期間のヒルシュシュテッテン庭園です。特別のクリスマス市が催され、毎年、あらゆる年齢層の来訪者から愛されています。
カグラン造園学校実習庭園
カグラン造園学校実習庭園は公共交通機関でかんたんにお越しいただけます。美しい庭園をリラックスして散歩を楽しむだけでなく、造園に関する新しい知識を学び、自宅の庭作りのアイデアを集めましょう。美しい庭園をリラックスして散歩を楽しむだけでなく、造園に関する新しい知識を学び、自宅の庭作りのアイデアを集めましょう。テーマガーデンではモネやゲーテ、シェークスピアの足跡をたどることが出来ます。近くにはオーストリア造園博物館もあります。
オーストリア造園博物館
花の観賞だけでなく造園や庭園建築にご興味がある方はぜひオーストリア造園博物館をご訪問ください。ウィーン22区、かつての「オランジェリー・カグラン」にあるこの博物館には、歴史的な造園機器や工具、作業車などから貴重な写真や図面まで、約3万点におよぶ展示物を誇るオーストリア最大規模のコレクションです。造園技術の歴史やフラワーアレンジメントに関する情報も豊富です。世紀末様式の美しい建物は500平方メートルの展示会場もち、訪れる人に忘れがたいひとときをお約束します。
カグラン造園学校やオーストリア造園博物館で開催されるイベントの詳細情報(ドイツ語)はこちら。