最先端を行く若手デザイナー
彼らは若く、山ほどの斬新なアイデアを秘めています。過去数年、デザイン学校を卒業した意欲的なニューカマーが、ウィーンで独自のファッション・レーベルをスタートし、早くも国際的な成功を収めています。Sagan Vienna (バラダリッチ・オーマエ)は、すでにヴォーグやエレなどのファッション雑誌から注目されています。これは、ターニャ・バラダリッチとタロー・オーマエのデザイン・コンビで、伝統による実験、クリシェによる遊びのほか、手仕事と最新技術を組み合わせています。この店のオリジナル・バッグには見紛うことなき意匠が使われています。名高いトーネット椅子座面の籐編み(ウィーン編み)が多くのバッグのセンターモチーフとなっているのです。更にカール・アウベックや角製品マニュファクチャー・ペッツなどとのコラボレーション製品も生み出されています。
もうひとつ注目すべきデザイン・コンビが Femme Maison (ファム・メゾン)です。このレーベルのコンビ、フランツィスカ・フュアパスとシア・ケルマニは、確たる自意識と主張をもつ明快な性格の女性のイメージから出発し、この人物像に相応しい贅沢でフェミニンなファッションを創造しました。丁寧に選び抜かれた素材のみが用いられ、オーストリア特産のローデンも使用されます。さらに独特のプリントとエレガントなミニマリズムが、個性豊かなファッションに結晶しています。セルヴィーテン地区のアトリエは、歴史的なクチュールサロンの雰囲気です
魅惑のプリント
将来性豊かなファッション・レーベルGONは、クリスティーナ・シュタイナーによって2011年に設立されました。緩やかで流れるようなシルエットがデザインの特徴です。シュタイナーは、自ら開発した模様とプリント手法で、コレクションに独特の個性を生み出しています。Ferrari Zöchling (フェラーリ・ツェクリンク)のファッションでも、特別のシルクプリントがチャームポイント。クリーンなアウトラインで一段と引き立つプリントのため、フェラーリ・ツェクリンクは様々な美術家と協力しています。
外国で活躍するファッション・デザイナー
ウィーンの若手デザイナーは、この街から新作の数々を世界に送り出しているばかりではありません。ウィーン出身の Marina Hörmanseder (はマリア・ヘルマンセーダー)ベルリンで、コルセットや皮革ファッションをデザインしセンセーションを巻き起こしています。レディ・ガガも、彼女のユニークなクリエイションを愛用しています。
ウィーン出身の Arthur Arbesser (アルトゥール・アルベッサー)はミラノを拠点に、2013年には同名のファッション・ラインで独立し、国際的ファッション界の若手として注目されています。2018年のウィーン市観光局年間テーマ「ウィーン・モダニズム」にちなんで、ファッションデザイナーのアルトゥール・アルベッサーは、観光局の委託により、ウィーン・モダニズムからインスピレーションを得たカプセルコレクションをデザインしました。彼はこれを自らの正規コレクションにも取り入れ、ミラノとパリでのファッションウィークに出展しています。アブレッサーはこのコレクションのために、テキスタイル製造元バックハウゼン製ウィーンモダニズムのオリジナルパターンの生地を用いました。特別コレクションは著名写真家のエルフィー・セモタンによって、トップモデルのコルドゥラ・ライヤーとヘレーナ・セヴェリンと一緒に写真に収められています。
Sagan Vienna
バッグおよびレザー製品のお求めは:
Femme Maison
ファム・メゾンのアトリエでプライベートショッピング。ご予約ください。
GON
お求めは:
Ferrari Zöchling
お求めは: