テクラへの10の質問
- 地下プロレスでデビューしたウィーン出身のレスラーが、どうして日本の女子プロレスで活躍するようになれたのでしょう。
多分、ひたすらトレーニングをして、頭からきれいに落ちるようになって、しかも日本文化のマニアだったから。
- そもそもなぜレスリングを始めたのですか。
10代の頃、偶然にプロレスを見て、大好きになってしまって。そういうことね。
- ウィーンの地下プロレスとは、どのようなものですか。
うるさくて、めちゃくちゃで、容赦ない感じ。とにかく、ウィーンの観客は世界一よ。
- それに比べると、日本でのプロレスはどうでしょう。
日本では、プロレスは大人気。プロレスラーは一目置かれる存在なの。
- テクラさんは得意技の「毒グモ・デス・ドロップ」で、世界的に有名になったそうですね。この技はどのようにして生まれたのですか。何が難しいのでしょう。
ウィーン2区の地下道場で生まれた技で、難しいのは背骨を折らないようにすること。
- トレーニング方法を教えてください。主に筋トレですか、それとも持久力アップ?
パワー、筋力、有酸素運動、テクニック。どれも大事ね。
- ウィーンと東京、それぞれ好きな場所を教えてください。
ウィーンではプラーター遊園地が一番好き。東京なら歌舞伎町かな(笑)。
- 2年前にブルク劇場の舞台に立っていらっしゃいましたね。またどうして?
あれは偶然。ブルク劇場が単に筋肉粒々の女性を探していたから。
- ウィーン応用美術大学を卒業されましたが、芸術作品を手がけるとすれば、どのようなものになりそうですか。
音楽、ラジオドラマ、パフォーマンス、パンクのミックスというところかな。
- プロレスと芸術。何か共通するものはありますか。
リングは私にとってのキャンバス。そこにワイルドな絵を描くわ。
インタビュー = ヨハネス・ルクスナー
ウィーンのレスリング
ウェーバークネヒト
www.undergroundwrestling.at