ウィーンの水:世界に誇る水質
蛇口をひねって、上質の湧き水を飲んでみませんか?ウィーンではそれが可能です。ウィーンの水は、シュタイヤーマルク州とニーダーエスターライヒ州にまたがるアルプスの湧き水で、厳重な管理のもと、ポンプを使わず36時間後には飲料水としてウィーンに到着します。ウィーンが世界でもっとも住みやすい都市と言われている理由です。
ウィーンの水道は水質の高さを誇っています。その秘密は、アルプスの清水を供給する2つの上水道です。シュネーベルク、ラックス、シュネーアルペ、ホーホシュヴァープなどから、毎日40万立方メートルの新鮮な湧き水が送り込まれるのです。その副産物として、ウィーンへ向かう上水は水力発電所を稼動させ、6500キロワットの電力が生み出されます。これは小規模都市の電力需要をカバーするものです。ウィーンは世界で初めて飲料水を憲法の保護下においた都市です。
また、夏でも8℃の冷たい水を楽しめるように、約1,500の水飲み場。霧のシャワーと「サマースプリンクラー」が路上の温度を下げてくれるでしょう。「ブルンヒルデ」と名づけられた3メートルの高さの特殊鋼製の噴水が町中に霧のシャワーを撒きます。人々が集まる市庁舎前広場やマリアヒルファー通り、 ドナウインセル・フェスティバル のような大規模イベントでは移動式の水飲み場が設置されます。水飲み場はボタンで操作します-暑い夏の日にすっきりしましょう。4月から9月まで設置されています。
ウィーンの第二上水道完成以前の歴史的建築は、ファヴォリーテン地区にある配水塔です。今では配水管に接続していませんが、「工業化時代の歴史主義」を示す典型的な建築として一見の価値があります。
貯水槽と配水塔の周辺にはヨーロッパ最大の規模を誇る1万5000平方メートルのレクリエーションエリアが広がり、滝や池、橋の架かる小川、芝生などが配されています。水の体験ルートを行くと、アルプス山地からポンプなど一切使わず大都市ウィーンに飲料水を供給する仕組みが分かります。
お薦め
1998年、「ウィーン第一上水道ワンデルングルート」がオープンしました。これは、ウィーンに飲料水を供給する第一上水道に沿った美しいハイキングコースです。バスと鉄道の接続も良く、トレーニング無しでもコースの風景を楽しむことができます。
詳細情報:
ウィーン第一上水道ハイキングルート:
www.wien.gv.at/english/environment/watersupply/active/hikingpath.html
貯水塔ウィーン・ファヴォリーテン
1100 Vienna
- https://www.wien.gv.at/wienwasser/bildung/wasserturm/index.html
- +43 1 599 59-31006
- oeffentlichkeit@ma31.wien.gv.at
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営業時間
- 4月 ~ 6月
- 9月 ~ 10月
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Visits are only possible as part of a guided tour:
- Guided tours by appointment to be made 10 days before the requested date (minimum of 15 participants, 8 years and older).
- Guided tours also take place during vernissages. (Dates: https://www.wien.gv.at/wienwasser/bildung/wasserturm/ausstellung.html)
Water Tower water playground
1100 Vienna
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営業時間
- 上旬 5月 ~ 下旬 9月
- 月, 11:00 - 21:00
- 火 - 木, 09:00 - 21:00
- 金, 11:00 - 21:00
- 土 - 日, 09:00 - 21:00
- 祝祭日, 09:00 - 21:00