楽友協会黄金のホール ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団ニューイヤーコンサート

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ウィーン・フィルのニューイヤーコンサート

恐らく世界で最も有名なコンサートは、 テレビ中継によって90ヶ国以上、5000万人の視聴者へ 届けられます。ウィーン・フィルのウエブサイトで申し込み、抽選に当たらなければならないからです。それか、シュテファンプラッツへ- シルヴェスター街道 の一角で、オープンエアライブ中継が行われます。プラーター の大観覧車前でも2025年1月1日11時15分から楽友協会からのライブ中継が始まります。

魅惑のシュトラウス作品

ウィーン・フィルのニューイヤーコンサートは音楽の精髄をお届けします。喜びに満ち溢れ躍動し、一部は瞑想的な楽曲が揃うシュトラウス・ファミリーとその同年代の男女作曲家の作品による曲目プログラムで、新年への良いスタートを切りましょう。ワルツからポルカまで、典型的なウィーンの調べが、最高レベルで演奏されるのです。

2025年は特別な1年:ウィーン中がワルツの王様ヨハン・シュトラウス息子(1825-1899年)の生誕200周年を祝います-展示、コンサート、舞踏会、そして沢山のイベントで。

シュトラウス年2025

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のニューイヤーコンサートに外せない目玉プログラムがあります:アンコール曲はシュトラウスの押しも押されぬ傑作 ドナウワルツ です。ホルン第一奏者の演奏で始まる神話の旋律。ドナウワルツは冒頭で一度中断され、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団によって「プロージット、新年!」の挨拶が行われます。これもお決まりの伝統です。

2025年には更に記念年を迎えるヨハン・シュトラウス息子の8作品が予定されています。ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団はニューイヤーコンサートにおいて初めて女性の作品を演奏します:シュトラウス同年代の作曲家コンスタンツェ・ガイガー1835-1890)作曲のフェルディナンド・ワルツです。曲目プログラムはこちら:

  • ヨハン・シュトラウス1世:自由行進曲 op.226
  • ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ《オーストリアの村つばめ》 op.164
  • ヨハン・シュトラウス2世:取りこわしポルカ op.269
  • ヨハン・シュトラウス2世:入江のワルツ op.411
  • エドゥアルド・シュトラウス:ポルカ・シュネル《軽やかに、匂やかに》 op.206
  • ヨハン・シュトラウス2世:歌劇《ジプシー男爵》序曲
  • ヨハン・シュトラウス2世:加速度円舞曲 op.234
  • ヨーゼフ・ヘルメスベルガー:喜歌劇《すみれ娘》序曲
  • コンスタンツェ・ガイガー:フェルディナンド・ワルツ(ヴォルフガング・デルナ編)
  • ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ・シュネル《あれか、これか!》 op.403
  • ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ《トランスアクツィオン》 op.184
  • ヨハン・シュトラウス2世:アンネン・ポルカ op.117
  • ヨハン・シュトラウス2世:トリッチ・トラッチ・ポルカ op.214
  • ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ《酒、女、歌》 op.333

市立公園のヨハン・シュトラウスの像
© Österreich Werbung, Fotograf: Diejun

四分の三拍子のバレエ

ニューイヤーコンサートに欠かせない輝きが、現代のデザイナーが手掛ける衣装を身に着けた ウィーン国立バレエ団 による一流のパフォーマンスです。宮殿や帝都の庭園、魔法のようなロケーションで撮影されています。

オーストリアの音楽使節

演奏するウィーン・フィルは、世界最高のオーケストラのひとつです。もちろん、世界最高レベルの指揮者が登場します。オーケストラは毎年、違う人が指揮をします。客演指揮者は、マリス・ヤンソンス(2016)、グスターボ・ドゥダメル(2017)、アンドリス・ネルソンス(2020)、ダニエル・バレンボイム(2022)、フランツ・ウェルザー=メスト(2023)、クリスティアン・ティーレマン (2024)です。

2025年の指揮台:マエストロ リッカルド・ムーティ はウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の歴史の中で50年以上に渡り特別な輝きを放っています。1971年以来、500以上のコンサート、そのうち6度のニューイヤーコンサート、定期演奏会、記念コンサート、客演、ツアー、そして数多くのオペラを指揮してきました。彼がニューイヤーコンサートを指揮するのは2025年で既に七度目です。

黄金のホールより

ニューイヤーコンサートの会場となる楽友協会は、ウィーンにおけるクラシック・ファンの殿堂です。黄金のホールとも呼ばれる大ホールは、世界で最も美しいホールのひとつであり、世界で最も音響の良いホールに数えられます。古代ギリシャを範とする歴史主義様式の楽友協会大ホールは、ニューイヤーコンサート当日、カラフルな花々で飾られます。列柱、カリアティード、切妻のレリーフなどは、ここが音楽の神殿であることを表現しています。

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団ニューイヤーコンサート

毎年1月1日に開催
開演:11時15分
生中継 テレビORF2およびラジオÖ1 世界90ヶ国以上で放送
プログラムほか詳細情報:www.wienerphilharmoniker.at

ウィーン楽友協会

Musikvereinsplatz 1
1010 Vienna
  • 営業時間

    • The Box Office is open 9am-7pm (Monday-Friday) and 9am-1pm on Saturdays.

      For all concerts organised by the Musikverein the Box Office opens one hour before the beginning of the performance (also on Saturday, Sunday and on public holidays). 

  • バリアフリー

    • メインエントランス
      • 段差なし
        via ramp, automatic sliding door (opens with button from the outside)
      • スロープ 164 cm 広い
    • エレベーターあり
    • その他
      • 盲導犬同伴可
      • バリアフリーの入口付き障害者用トイレあり
    • 注記

      Ring the bell by the entrance to the concert box office (Bösendorferstr. 12); the box office staff will come to assist with ticket purchases at the door.
      Wheelchair-accessible elevator: to all floors. Brahms Hall: 6 wheelchair seats. Grand Hall: 2 wheelchair seats in orchestra, about 16 in balcony. Glass Hall/Magna Auditorium: 4 wheelchair seats.

      Visit with seeing eye dog: please give notice in advance.

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