ウィーン造形美術アカデミーには14世紀以降の1600点に上る名画の数々が展示されています。展示作品のハイライトは、17世紀のオランダ・フランドル派の絵画で、ルーベンス、レンブラント、ファン・ダイクなどが含まれます。また、世界的に知られるヒエロニムス・ボスの「最後の審判」も見られます。加えて、ムリーリョの 「サイコロ遊びをする少年たち」、フランチェスコ・グアルディのイタリアの都市景観画、ルーカス・クラナッハ(父)、ティツィアーノ、1800年前後のウィーン古典主義絵画などが並んでいます。
ウィーン造形美術アカデミーの建物は1872年から1876年にかけて、当時のスター建築家であったテオフィル・ハンセンの設計による歴史主義様式で建てられました。2021年10月には3年半に及ぶ総合的修復を経て往年の様子を再現し、再オープンしています。
造形美術アカデミー絵画館 (Gemäldegalerie der Akademie der bildenden Künste)
Schillerplatz 3
1010
Vienna