Andreas Gugumuck, Schnecken essend

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ウィーン生まれのデリカテッセン

ウィーン南部の巨大なグラスハウスでは200本のイチジクの木が育っています。11区にあるバイオファーム・ファイゲンホーフで は、夏から11月までが収穫期。果実は丁寧に手で収穫され、新鮮なまま、あるいはイチジク・マーマレードやイチジク・リキュールに加工され、土曜日にだけ 販売されます。また野菜、ベリー類、200種類の様々なハーブもファイゲンホーフの商品です。ご希望の方にはガイドツアーも実施しています。

ゲーゲンバウアー・ビネガー製造工場の 製品は、著名コックから高く評価されているばかりではありません。「ビネガーの法王」と呼ばれるエルヴィン・ゲーゲンバウアー氏はウィーン10区で、最高 品質の果実酢、ワイン酢、バルサミコ酢、ビネガードリンクの数々を生産しています。すべて純粋な自然食品で、加熱殺菌もフィルター加工も行われていませ ん。ウィーン伝統のゲーゲンバウアー製品は、ウィーン・ナッシュマルクトの直売店で試飲、ご購入いただけます。

10区はウィーン特産エスカルゴの故郷です。アンドレアス・ググムックはウィーン伝統の名品を再発見し、400年の歴史を誇る農場で、ぶどう園エスカルゴを「放牧」しています。加えて「エスカルゴ・レバー」や「エスカルゴ・キャビア」も生産され、いずれも市内の高級レストランのメニューを飾っています。また、エスカルゴ・マニュファクチャーのショップでも、数々の名品がご購入いただけます。毎年5月から10月まで、エスカルゴ農場ガイドツアーと製造所内レストランでの試食会を実施。アンドレアス・ググムックがウィーン・エスカルゴの歴史や栽培法、料理法などについて詳しくお話いたします。毎月3回(金曜日)ビストロでシェフが数コースのエスカルゴ料理を披露し、ウィーンの著名ワイナリー・ヴィーニンガーの高級ワインが彩りを添えます。

ウィーン市内の農地の大半は、市街の南、北、東部の郊外区にあります。これらの地域では広い土地が確保できるからです。例外はウィーンのミツバチで、中心街にも住んでいます。巣箱が置かれているのはオペラ座屋上のほか、ホテル・ダニエル・ウィーンなど多くのホテル屋上です。これらのホテルでは、屋上のミツバチが集めた蜂蜜が朝食に供されるほか、ホテル内ショップで販売されています。

ミツバチにとってウィーンは極めて快適な環境です。数多くの芝地、公園、庭園、街路樹、バルコンや屋上庭園に、四季折々の花々が次々と咲き、2億匹に上るウィーンのミツバチに、年間を通して十分な食料を提供しています。加えて市街地は農村部より暖かく、ミツバチにも有害な農薬もほとんど使われません。 ウィーン市内では5000に上るミツバチのコロニーを、600人の養蜂家が世話しています。

ウィーンの農家は、毎年多種多様な地産品を提供しています。日照時間が多いこと、近くにあるノイジードラー湖が大規模な熱保存装置として働くことが、大きなプラス効果となっているのです。またウィーンは、100万人以上の人口を有する都市としては世界で唯一、市域内で大量のワインを生産しています。700ヘクタールのブドウ園からの収穫は、毎年平均240万リットルのワインとなります。ブドウの育つところでは、最良の野菜も収穫されます。ほぼ900に上る農業経営が様々な野菜を提供しています。ウィーンの菜園で生産されるキュウリは、オーストリアにおける全生産量の60パーセントに及びます。そのほか、ナス、パセリ、ピーマン、トマトも大量に収穫され、首都に供給されます。

ファイゲンホーフ

Am Himmelreich 325
1110 Vienna

ゲーゲンバウアー・エシック

Naschmarkt, Stand 111-114
1060 Vienna

ウィーン・エスカルゴマニュファクチャー・ググムック

Rosiwalgasse 44
1100 Vienna
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