旧市街にあるカフェハウスのおすすめ
ウィーン独特の快適な雰囲気が広がるカフェハウス。コーヒーは言わば重要な脇役です。カフェハウスはまず何よりも待ち合わせの場所だからです。あるいは備え付けの新聞を読み、ビリヤードを楽しみ、情報交換をします。この伝統は今日まで生き続けています。つまりウィーンのカフェハウスは出会いの場なのです。もちろん味覚も大切です。多様なトルテが並ぶショーケースを見れば、誰もが夢心地になるでしょう。アプフェルシュトルーデルから様々なオリジナルトルテまで、極めて変化に富んでいます。カフェハウスのみならず、メールシュパイゼと呼ばれる甘みの芸術も世界的に知られています。とりあえずダイエットのことは忘れましょう。1区のエレガントなカフェ一覧。
カフェ・ツェントラル (Café Central)
ウィーンで最も美しいカフェハウスのひとつです。ただし、ここでは忍耐も必要です。カフェ・ツェントラルの入り口には、席が空くのを待つ人々の行列ができることもあるからです。この伝説的な文人カフェでは、アルトゥール・シュニッツラーやペーター・アルテンベルクも常連でした。ジークムント・フロイトやアドルフ・ロースも姿を見せました。現在では、豊富なトルテ類がチャームポイントとなっています。独自のパティセリーで創作されるオリジナルトルテの数々は絶品です。名高いカフェ・ツェントラル・トルテは如何でしょう?
Herrengasse/Strauchgasse1010 Vienna
デーメル宮廷御用達菓子店 (Demel)
かつて帝室御用達高級菓子店として、皇帝家に菓子類を届けていたデーメルのショーウィンドーや店内陳列は洒落た飾り付けで有名です。デーメルの味を愛好した皇妃シシィのように、ぜひ同店で至福のひとときをお過ごしください。なお、200年間の伝統に従い、接客スタッフは全員女性です。
Kohlmarkt 141010 Vienna
カフェ・ディグラス (Café-Restaurant Diglas)
市内には数軒のカフェ・ディグラスがありますが、とりわけヴォルツァイレ通りの本店はウィーン伝統のカフェハウスそのものです。赤い椅子、ピアノ演奏、そしてメールシュパイゼが人気を集めています。ここではバナナシュニッテ、あるいはシャイターハウフェン(火刑台)という名のトルテを味わいましょう。いずれのトルテもディグラスのものが特に有名です。
Wollzeile 101010 Vienna
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営業時間
- 月 - 水, 08:00 - 22:00
- 木 - 金, 08:00 - 22:30
- 土, 09:00 - 22:30
- 日, 09:00 - 18:00
カフェ・フラウエンフーバー (Café Frauenhuber)
ウィーンで最も古く伝統豊かなカフェハウスのひとつで、純粋にカフェ文化を継承しています。このためカフェ・フラウエンフーバーは、あらゆる年代の人々にとって快適な空間を提供しています。これ以上の純度はありえません。モーツァルトやベートーヴェンも、ここで演奏したことがあります。
Himmelpfortgasse 61010 Vienna
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営業時間
- 月 - 土, 08:00 - 22:00
ゲルストナー K.u.K. 帝室御用達菓子店 (Gerstner) ショップ・バー・カフェレストラン
かつて皇帝家に菓子類を納入していたゲルストナーは今も、帝室御用達の称号に相応しい名品の数々を提供しています。3つの階にショップ、バー、カフェ・レストランがあり、窓からは国立歌劇場と市街を見ることができます。ここでは甘みの名品ばかりでなく、豪華な料理も供されます。歴史的なトデスコ宮殿の内装も一見に値するものです。
Kärntner Straße 511010 Vienna
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営業時間
- Shop 毎日, 08:00 - 22:00
- Café-Bar 1. Stock / First Floor 月 - 土, 11:30 - 22:00
- Café-Bar 1. Stock / First Floor 日, 08:00 - 22:00
- Café-Restaurant 2. Stock / 2nd Floor 月 - 土, 08:00 - 20:00
- Café-Restaurant 2. Stock / 2nd Floor 日, 15:00 - 20:00
カフェ・ハヴェルカ (Café Hawelka)
この芸術家カフェはウィーンの重要な文化施設です。ハヴェルカ名物のブフテルンはマーマレードを入れたソフトなパンで、夜20時頃から美味しそうな香りが食欲をそそります。独特の雰囲気によってハヴェルカは、市内でも極めて人気の高い待ち合わせスポットとなっています。ヨゼフィーネとレオポルトのハヴェルカ夫妻が1936年にオープンしたカフェには、今も夫妻のエスプリが生きています。
Dorotheergasse 61010 Vienna
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営業時間
- 月 - 木, 09:00 - 00:00
- 金 - 土, 09:00 - 01:00
- 日, 10:00 - 20:00
カフェ・コルプ (Café Korb)
1960年代の雰囲気を今に伝えるウィーン子のためのカフェ。リラックスした雰囲気の中に著名人も訪れます。アーチストでもあるオーナーのスザンネ・ヴィドルが店内を取り仕切っていますが、本当の主役はオーバーと呼ばれるウェイターで、常にシャープな切り札を繰り出します。カフェ・コルプではぜひアプフェルシュトルーデルをご賞味ください。
Brandstätte 91010 Vienna
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営業時間
- 月 - 土, 08:00 - 00:00
- 祝祭日, 10:00 - 23:00
カフェ・ラントマン (Café Landtmann)
リング通りに面するラントマンは、この通りに並んでいたカフェハウスの中で現在も営業する数少ない貴重な存在です。国会議事堂と市庁舎が近いため多くの政治家が出入りします。ここでは実際に政治が論議されます。隣接するブルク劇場の俳優も常連です。卓越したパティセリーのトルテ類もぜひご賞味ください。
Universitätsring 41010 Vienna
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ウィーンカード
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ウィーンカードのメリット: -20%
Additional information on the offer:
20% discount on consumption per cardholder (food and drinks), redeemable once only.
The Vienna City Card must be presented when ordering.
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営業時間
- 月 - 日, 07:30 - 22:00
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ピアノ演奏:日・月・火曜20:00~23:00(夏は月・火曜のみ)
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バリアフリー
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メインエントランス
- 段差なし (両開き戸 120 cm 広い)
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その他
- 盲導犬同伴可
- バリアフリーの入口付き障害者用トイレあり
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メインエントランス
カフェ・ムゼウム (Café Museum)
カフェ・ムゼウムは新旧の見事なミックスです。建築家ヨーゼフ・ツォッティの設計による内装が再現され、往時の伝統的なカフェハウスの姿を伝えています。グスタフ・クリムト、オスカー・ココシュカ、エゴン・シーレも著名な常連客でした。
Operngasse 71010 Vienna
カフェ・プリュケル (Café Prückel)
リング通りに面したプリュケルは、カフェハウス・ファンのみならず建築ファンにとっても魅力的なアドレスです。独創的な建築家オスワルド・ヘルトルは自らもプリュケルの常連客で、1950年代に店内の改装を担当しました。このときの内装は現在まで保存されています。ランプから傘立てまで、全てが見事に調和しています。まさしくウィーン子が愛するモダンなエレガンスなのです。
Stubenring 241010 Vienna
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営業時間
- 月 - 日, 08:30 - 22:00
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ピアノ演奏:月・水・金曜19:00~22:00
カフェ・シュヴァルツェンベルク (Café Schwarzenberg)
カフェ・シュヴァルツェンベルクは、リング通りの黄金時代を今日に伝えています。19世紀にオープンした当時から、ここは人気の高い待ち合わせスポットでした。多彩なコーヒーとメールシュパイゼに加え、ここでは紅茶の種類も豊富です。
Kärntner Ring 171010 Vienna
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営業時間
- 月 - 金, 07:30 - 00:00
- 土 - 日, 08:30 - 00:00